年配と若手、人間関係~その問題点~

John HainによるPixabayからの画像

Twitterで知った若手臨床検査技師さんの記事を読みました。

若手技師の思うところが綴られていました。

私は現在32歳。もう若手ではなくなるころだろう。

臨床検査技師という職業に限ったことではなく、あらゆる職種で年配と若手の意識の相違はあるだろう。

しかし、臨床検査技師という職業の特殊性もあってこの溝がより深刻になっているようにも感じます。

私の思うところをまとめてみようと思います。

職業の特殊性

〇医療という特殊な現場
〇公務員のような給与体系
 → 仕事量やスキルと給与が一致しない
〇慢性的な人員不足
 → 育成・指導に大きな負担
〇幅広すぎる担当領域(多くの診療科のあらゆる検査)
〇キャリアプランを練りにくい
 → 希望する部門に配属されるとは限らない
   慣れたころに部門替え

列挙してみたがまだまだあると思う。

これらが複雑に絡み合い、感情的な部分を含めて検査技師のやや閉塞的な雰囲気を形成しているように思う。

年配技師の立場から考察

年配技師も悩みを抱えています。

人材不足を解消するための、若手技師の育成もその悩みのひとつ。

若手技師がみんなやる気があて、やる気が成果につながるタイプなら問題はないのだろうが、現実はそうはいかない。

やる気が全然ない…
コミュニケーションをとろうとしない…
知識はあるんだけど…

こういった声を聴きます。

私も後輩を育成する立a場のときには悩んだものです。

〇やる気の問題

教えてもらって当然、教えてもらうことが「新人の仕事」。その通りです。

しかし、これは教える側の意識であり、「新人」が思うことではありません。

時代錯誤と言われかねませんが、医療職につきながら新人のうちから業務時間内だけで「一人前に仕事ができるようになる」というのは難しいと私は思います。

上司から命令するわけにはいきませんが、自主的に練習を申し出たり、家で勉強したりしないと今の複雑化した検査に対応できないと思います。

業務時間ですべてを終わらせるつもりであれば、それこそ時間を有意義に過ごせるように先輩技師に質問したり、操作をみてもらうなどしていく必要があります。ここでコミュニケーションが重要になります。

〇コミュニケーションの問題

私が関わった後輩にもいましたが、誰にも自分から話しかけない方がいます。

ひとりで仕事ができるくらい技術があればそれも良いでしょう。

しかし、若手でまだ未成熟な場合、致命的な欠点だと感じます。

なぜなら自分から質問をまったくしない、できていることできていないことを自分だけでなく先輩にも伝えられないからです。

毎回、わかってる?質問ある?って聞かなきゃいけない…
大丈夫って言うから任せると全然わかってないんだよね…

よくあることかと思います。

もちろんコミュニケーションの問題なので先輩技師に問題がある場合もあります(後述します)。

若手技師

でも何がわからないかわからないから質問のしようもないんだけど。

後輩技師からはこんな声を聞くことがあります。

基本的に習う立場の人は自身が何もわかっていないことを前提に指導をうけるのが良いかと思います。

わかっていることでも自分の言葉で「○○ということですよね!」と聞いていみること。

が大事だと思います。

〇知識はあるけど、その病院とやり方が違う

現代の若手技師は、今の年配技師と比べて学習するには恵まれた環境にあります。

資格を取るまでの学生時代にインターネットという文明の利器が普及しており、あらゆる情報を簡単に入手することができます。

そのため、実は年配技師と同等かそれ以上の最新の知識を持っていることがあります。

その知識で頭でっかちになってしまう若手も少なくありません。

若手技師

この方法が正しいんです!

それはそうなんだけど、当院の設備や人員では今のやり方がベストなんだけど…

先輩技師

知識を現場にあてはめて、どの方法がベストかを考えなければいけません。

先輩技師の怠慢でまったく信頼ならない方法をとっている場合を別として、その病院でその方法をとっていることには意味があったりするのです。

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この記事を書いた人=ハットラボ(ハットリ)

臨床検査技師、超音波検査士(消化器)、血管診療技師、認定認知症領域検査技師

ブログを3個運営しているブロガーでもある。

 

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