【検査技師向け】超音波での胆嚢底部のみかた

こんな方に読んでもらいたい記事です

  • 超音波検査を勉強中の方
  • 胆嚢の描出についてお困りの方

胆嚢底部はみえずらい

胆嚢は肝臓より下にあり、体表面に向かってくるように位置しているため底部は体表面に近い位置にあります。

腹部超音波検査で用いるコンベックスプローブは通常3.5MHz程度の周波数であり、肝臓や腎臓、胆嚢頸部はよくみえますが、やせ型の方の膵臓や胆嚢底部は実はほとんどみえていません。

危うく見落とすことも

実際に私もコンベックスプローブで胆嚢をスクリーニングしていて、多重反射にしては違和感があるなと、なんとなくリニアプローブに持ち替えたところで病変を発見するという経験があります。

この違和感、私はもともと胆嚢について研究していたため感じられるようになったのだと思いますが、コンベックスプローブだけで検査を終える方も多く見落としの原因になります。

ということでどうすれば胆嚢底部をスクリーニングできるかをまとめてみます。

対策1:リニアプローブを使う

先ほど少しお話しましたが、胆嚢底部は体表面に近いためコンベックスプローブではあまりみえていません。

ならばより高周波のリニアプローブを用いてみましょう。

持ち替えてみるだけでだいぶ見え方が違ってくると思います。

腹部用にしっかり設定されていない場合、デフォルトの深度が深く設定されていることが多いのでしっかりと浅めに深度を合わせましょう。

フォーカスも浅めに。ゲインは少しさげてみましょう。

コンベックスプローブとはまったく違った世界がみえてくるはずです。

対策2:角度を利用する

胆嚢底部をみえにくくする大敵のひとつに皮下脂肪による多重反射があります。これはリニアプローブに持ち替えても生じるものです。

皮下脂肪による多重反射は超音波をあてる角度で対策しましょう。

プローブ直下に胆嚢底部がくるように描出するのではなく、やや離れたところから斜めに超音波をあてて多重反射がかぶる部位を変えながら描出してみましょう。

これはコンベックスプローブだけでスクリーニングする場合も同じで、多方向からの観察(肋弓下、肋間など)だけでなく、同じ部位でも皮下脂肪を利用して斜めに、底部がやや深部に描出されるようにするなどして、多角度からの観察することでみえてくるものがあります。

その他のコツ

note( https://note.com/hattolabo/n/n40bdabf091ee )にまとめてみましたので気になる方は読んでみてください。

実際に体験しないとわからない

対策もその他のコツも、一度やってみようとチャレンジしてみないと上手に扱えません。

検査者同士で被検者になりながら練習してみてください。

鳥取・島根の方限定

胆嚢底部の描出法や設定のコツも含めて、腹部超音波検査や血管の検査のレクチャーを承っております。

もしご興味がある方は一度、hattori.hiroaki@hotmail.co.jpまでお問い合わせください。

日頃の悩みなどもお気軽にご連絡ください。

この記事を書いた人=ハットラボ(ハットリ)

臨床検査技師、超音波検査士(消化器)、血管診療技師、認定認知症領域検査技師

ブログを3個運営しているブロガーでもある。

 

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