足に血栓!?予防法は?

足のエコー像

コロナの影響でリモートワークをはじめた方もいらっしゃるかと思います。

そうでなくてもデスクワークが中心の方には一度読んでもらいたい足の血栓にまつわるお話です。

足の血栓って何?何が悪いの?

足の静脈で血液がうっ滞することによって塊を作ってしまった血液の塊を血栓といいます。

足にとどまってくれれば良いのですが、これが心臓、肺に流れていってつまってしまうと呼吸ができなくなるなどの重篤な症状を引き起こします。

どうやって予防するの?

足の血栓はとくに「ひらめ筋」という筋肉の中を走行する「ひらめ静脈」からできることが多いです。

ここをうっ滞させないことが重要です。

ひらめ筋を動かしましょう。

と言ってもどう動かして良いかわからないですよね。

以下に写真つきでお教えいたします。

血栓を予防する足の運動

まず、足をつまさきまでぴんと伸ばします
次につま先がしっかり上を向くようにします。
この足のうら側のすじがのびる感覚があるはずです。

写真のようにつま先を伸ばしたり、上にあげたりを繰り返します。

するとひらめ筋が収縮し、中の静脈が圧迫されて血液の流れがよくなります。

そのときのエコーの写真をお見せしましょう。

私の足の血管です

左がつま先をのばしているとき。ひらめ静脈がみえます。

右がつま先をあげているとき。ひらめ静脈は圧迫されてみえません。

つまり、つま先をあげればひらめ静脈に血液がうっ滞することを防ぐことができるのです。

足を動かさない時間が多いときはこの運動を

たとえば

〇デスクワークで座りっぱなし
〇飛行機や電車で座りっぱなし
〇長距離の車の運転(特に左足、右足はアクセルブレーキで動かす)
〇やむを得ない車中泊

などなど

足の血栓が肺に飛んでしまうことを「エコノミークラス症候群」とも言います。

長時間飛行機に乗っていて、足に血栓ができ、立ち上がった瞬間に肺にとんでしまうのです。

それほど、「足を動かさない」ということは身体に良くないのです。

余談

報道番組でD-dimerがコロナの切り札に~という論調のものをみました。

D-dimerは血栓の存在を疑う「検査」項目であり、血栓以外でも外傷などでも上がるものです。

血栓のリスクは癌患者、長期臥床、手術後など多岐にわたります。

D-dimerはあくまで「血栓」の「検査」項目のひとつで、「コロナ」の「切り札」ではないと私は思います。

「切り札」が何を指しているのかは少しわかりかねますが。


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この記事を書いた人=ハットラボ(ハットリ)

臨床検査技師、超音波検査士(消化器)、血管診療技師、認定認知症領域検査技師

ブログを3個運営しているブロガーでもある。

 

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