【色覚異常】ってどういうこと?一人の色覚異常者のお話(私自身)

色覚多様性

いまは色覚異常ではなく、色覚多様性と呼称されるらしいです。

昔は色盲、色弱と言われていました。それが色覚異常と呼ばれ、いまは多様性に。時代は変わるものですがデメリットも。デメリットはあとで語ります。

私も色覚特性のある人

私が小学生のころはまだ学校で【色覚異常】のスクリーニング検査が全員にされているころでした。私にはみんながみえる色に隠れた数字をみることができず、ひっかかってしまい、病院に行くことになりました。

医師から衝撃の一言

「きみは何の職業にもなれない!」これを当時は小学生の私に言った医師は今の時代だと問題になっていそうですね。

大学のときも「なんでここにいるの?君は検査技師になんかなれないよ。」と言われました。医師免許をもつ病理学の教授がそういったのです。

小学生のころは実感がなくて漠然と受け止めていましたが、大学でのこの言葉にはとても悩まされました。もう3年生のときだったので、今更学部を変えられないし、と。

結局、国家試験に色覚検査はなく、普通に合格してエコーに特化した検査技師として生きていますし、エコー検査に不都合はまったくありませんでした。

エコー検査は白黒画像ですからね!

【色覚異常】私の事例!

同じ色覚多様性をもつ人でもそれぞれで見え方は違うと思いますので、私の事例をつづっていこうと思います。

なかにはまったく色が見えない方もいるということですが、私は色はみえています。

ただ他の人とはまったく見え方が違うようで、大人になってから再び眼科で色覚検査をしてもらいましたが、想定以上に変な結果だったらしく、

「君には君の世界がみえている、それは一般の人とはかなり違う色の世界。自分のみえる世界でできることを探せば良いでしょう。」

と言われました。私には私だけの色の見え方の世界があるのです。

空の色、紅葉、アニメ、綺麗にみえている

たとえみえている世界が違っていてもみんなが美しいと思うものはやはり綺麗だと感じることができています。

アニメ、最近のものは色彩も華やかだったり綺麗な描写が多いです。綺麗で見とれてしまうシーン、ありますよね。

苦手な色もある

私は赤・緑・茶の区別、黄色・黄緑の区別などが特に苦手です。

日常では【肉の焼き加減】などはよくわかりません。なのでつい焼きすぎてしまいます。

イラストを描くときも、描きたい元のキャラクターの瞳の色や髪の色がわからなくて、色を認識はできていても何色かわからないので近い色になるまでカラーパレットと格闘しています。(スポイトはしない!)

みえている色でも何色か答えられない

これ何色?と聞かれても、青系かな~ということはわかっても正確に色の名前をこたえることができません。色について考えだすと頭が混乱してしまうのを自覚します。

検査技師としての不都合

超音波検査をはじめとした生理学的検査をメインにしているので、ほとんどすることのないことですが、

微生物検査の【グラム染色】というものはできないです。

細菌の色を紫色と赤(ピンク系)に色分けするもので、だいたいは判別できるのですが、たまに私にはまったく判別できないときがあり、そういう場合も微生物担当の方には判別できるようです。

経験の差なのか、私の目によるものなのかわかりにくいが、そこを突き詰めるよりは、私が私の能力を一番活かせる場所で頑張ろうと思い、微生物検査はしないような人生を設計しました。

小学校で色覚検査を希望した方が良い?(私見)

私は小学生のときに色覚異常がみつかってよかったと思います。

私自身が、私は色が他の人と違ってみえると認識できたから。

認識していても臨床検査技師という色で苦労するような職業を選んでしまいました。それでも今、ちゃんと臨床検査技師(生理機能検査特化)として生きていられるのは、私自身が途中で【色覚異常でもできること】を意識してトレーニングしてきたからでしょう。

もともと小学生のころから言われていたので、自分の状態を受け入れるのも早かったです。

小学校でも全員に検査しなくなり【色覚多様性】という言葉になって、変な差別感は薄れていると思います。

でも知らなくて【一番困るのは色覚異常者本人】だと思います。

世の中には色覚が命に直結するような職業もあります。

パイロットや医師はそうでしょう。

自分が色覚異常者だと知らずに幼いころからそういった職業を目指していた場合の失意は、私が大学で味わったものをこえると思います。

自分が色覚異常でも落胆しなくて大丈夫!

色覚異常がある人がいて、知らないだけで自分がそうかもしれない人もいます。

差別があってはなりませんが、やはり異常は異常。多様性のなかでもはずれの方にいる人がいるのです。

私もきっとその一人。

子どもが将来の夢を語ったとき、一度は検査してあげると、本人にとって良いかもしれません。

もし、色覚異常と判明しても、色覚異常なら異常なりの戦い方ができると私は思います。

小さいころ「変な色でぬってるー!」と同級生に言われてから苦手だったイラスト。今では楽しく描いています。

色覚異常だからといってすべての未来が閉ざされるわけではありません。

小学校のときのあの医師の言葉は嘘だったと私が今、証明しています。

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この記事を書いた人=ハットラボ(ハットリ)

臨床検査技師、超音波検査士(消化器)、血管診療技師、認定認知症領域検査技師

ブログを3個運営しているブロガーでもある。

 

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